米国の国立標準技術研究所National Institute of Standards andTechnology(NIST)により2001年に米国連邦標準規格FIPS PUB 1971として規格化され、CRYPTRECの電子政府推奨暗号リスト2にも掲載しているAdvancedEncryption Standard(AES)に対する新たな攻撃手法が国際暗号学会(International Association for Cryptologic Research(IACR))3が主催する国際会議CRYPTO 20114開催期間中、8月16日に開かれたランプセッション5で発表されました6。
発表者がIACRのサイトにある電子文献アーカイブ(Cryptology ePrintArchive)に投稿した詳細な論文7によれば、AESに対する単一鍵攻撃の計算量は下記の通りです。
表: AESに対する単一鍵攻撃の複雑度(2011年8月時点)
| AESの鍵長 |
解読に必要なデータ量8 |
解読に必要な計算量9 |
| 128ビット鍵 |
288 |
2126.18 |
| 192ビット鍵 |
280 |
2189.74 |
| 256ビット鍵 |
240 |
2254.42 |
この発表によれば、AESの解読(暗号鍵の推定)に必要な計算量は、鍵の総当たり
(すべての鍵を試す場合)の計算量