暗号技術の公募について

暗号技術の公募について

2000年(平成12年)6月13日
情報処理振興事業協会

背景

平成15年度(2003年度)を目途としてその基盤を構築することとされている電子政府において、セキュリティの共通基盤の確保は重要な課題とされています。なかでも、暗号技術は、電子化された情報の秘匿性及び非改竄性の確保の他、電子認証を実現する技術であり、電子政府のセキュリティ確保のための重要な基盤的技術です。このように重要な暗号技術について、現在国内では、電子政府における適切な暗号利用をはかるための、政府における利用方針の策定の必要性が指摘されている状況にあります。他方、国際的には、ISO/IEC JTC1/SC27 において暗号アルゴリズムの標準化の動きがあり、我が国の対応が問われつつあります。

本公募は、このような状況を踏まえ、通商産業省の委託により実施するもので、平成12年4月に通商産業省が策定した「情報セキュリティ政策実行プログラム~電子政府のセキュアな基盤構築に向けての通商産業省の貢献~」の重要な一部をなすものです。

公募の目的

本公募の目的は、我が国電子政府システムに適用可能な暗号技術であって、公募を通じて応募のあったものについて、技術的・専門的見地から評価し、安全性、実装性等の特徴を分析・整理したリストを作成することです。

評価にあたっては、情報処理振興事業協会に我が国最高水準の暗号専門家で構成される「暗号技術評価委員会」を組織して行います。

暗号技術の公募

(1) 公募 (評価) 対象とする暗号技術

  1. 公開鍵暗号
  2. 共通鍵暗号
  3. ハッシュ関数
  4. 疑似乱数生成

(2) 公募の期間

平成12年 (2000年) 6月13日 (火) ~平成12年 (2000年) 7月14日 (金) (必着)

(3) 暗号技術公募要領

(4) 暗号技術公募に関するQ&A