CRYPTRECワークショップ

CRYPTRECワークショップ – 2000年度暗号技術評価報告 –

2001年(平成13年)6月26日
情報処理振興事業協会
通信・放送機構

開催概要
名称 CRYPTRECワークショップ – 2000年度暗号技術評価報告 –
主催 情報処理振興事業協会、通信・放送機構
会期 2001年4月18日(水)
時間 13:30~17:35
会場 ヤマハホール(ヤマハ銀座店4F 中央区銀座7-9-14 TEL:03-3572-3139)
参加者数 361名
プログラム
時刻 内容
13:30 開会の挨拶
小野 雅敏 情報処理振興事業協会理事
情報技術革新におけるCRYPTRECの重要性と、委員、オブザーバー、関係各省庁方々に謝辞が述べられました。
山本 文土 経済産業省商務情報政策局情報セキュリティ政策室課長補佐
電子政府構築を背景としてCRYPTRECが重要であることと、委員、オブザーバー、関係各省庁方々に謝辞が述べられました。
13:50 講演 暗号技術評価委員会CRYPTRECについて
今井 秀樹 東京大学教授 (暗号技術評価委員会委員長)
CRYPTREC の活動の背景、目的・意義、評価の体制、スケジュール、公募内容、スクリーニングと評価報告暗号技術、詳細評価、結果(概要)などが紹介されました。今後の課題として、継続的な評価、組織・体制作りの整備の必要性などが示されました。
14:20 世界の暗号標準化動向
三人の講師の方に「世界の暗号標準化動向」について発表いただきました。
(1)「AESの活動について」
川村 信一 (株)東芝 研究開発センター 主任研究員
(共通鍵暗号評価小委員会委員)
AESのねらいと背景、スケジュール、絞込み過程、評価体制、特色などが紹介されました。
(2)「NESSIEの活動について」
松井 充 三菱電機(株) 情報技術総合研究所 主席研究員
(暗号技術評価委員会委員)
NESSIEの概要、計画、応募暗号について、AES、CRYPTREC等との比較を含めて紹介されました。
(3)「ISOにおける暗号技術の標準化状況」
櫻井 幸一 九州大学助教授 (暗号技術評価委員会委員)
ISO/IEC JTC1/SC27 における、国際体制と活動内容、暗号技術の標準化とその動向、今後の課題などについて紹介されました。
15:15 講演 「共通鍵暗号技術評価報告」
金子 敏信 東京理科大学教授 (共通鍵暗号評価小委員会委員長)
共通鍵暗号技術評価では、評価対象となった「ブロック暗号」、「ストリーム暗号」、「ハッシュ関数」、「乱数生成」で分類して評価したこと、また、それぞれの項目における評価の観点を説明されました。その評価の観点から、評価対象ごとの評価結果が報告されました。
16:15 講演 「公開鍵暗号技術評価報告」
松本 勉 横浜国立大学教授 (公開鍵暗号評価小委員会委員長)
公開鍵暗号技術評価では、評価対象となった「守秘」、「署名」、「鍵共有」というスキームや、「素因数分解問題」、「離散対数問題」、「楕円曲線離散対数問題」という安全性根拠で分類して評価したこと、また、それぞれの項目における評価の観点を説明されました。その評価の観点から、評価対象ごとの評価結果が報告されました。
17:15 講演「今後の暗号評価の進め方」
喜安 拓 総務省情報通信政策局通信規格課長
CRYPTRECの継続性、現在に至るまでの経緯、今後の進め方について、ご説明がありました。
17:25 閉会の挨拶
小林 正彦 情報処理振興事業協会セキュリティセンター (IPA/ISEC) 所長
鈴木 薫 通信・放送機構研究企画管理部長
13年度はIPA/ISECとTAOと協力して事業を行うことが説明されました。
17:35 閉会